一週間ぶりの藻岩山トレイルラン。この日は夏の日差しがじりじりと照りつけ、気温は30度。登山道には多くのハイカーが行き交い、活気にあふれていました。
最初は慈啓会病院前の登山口を目指したのですが、駐車場は満車、路上駐車も目立つ状況だったため、旭山記念公園側へ回ることに。幸運にも駐車スペースが空いており、さっそく準備を整えてスタートしました。
ところが、走り始めて10分ほど経ったあたりで、右脚の付け根に違和感が…。これは無理か?と引き返すか悩みましたが、「週に一度のこの時間だけは、自分のために」と心を奮い立たせ、前に進むことにしました。
今回のテーマは「フォームの見直し」。YouTubeで学んだ腕の振りを試してみることに。腕を引くのではなく、上に振り上げる動きに集中。ただ正直、効果のほどはまだよく分かりません(笑)。
途中、「牛の背」と呼ばれる分岐点のベンチで小休止。水分を補給しながら、汗をぬぐっていると、隣には愛犬を連れた登山者と、もう一人のベテランらしき男性。二人は初対面のようでしたが、すぐに打ち解けた様子で楽しそうに会話をしていました。
「なんて素敵な光景だろう」と思いました。山を通じて自然に生まれる会話。無理のない関係性。2人ともワイルドで格好よく、こんなオジさんになりたい、と本気で思いました。仲間に入りたかったけど、今回は静かに聞き耳を立てて満足(笑)。それにしても、犬も一緒に登山できるなんて…すごい。
頂上までは約40分。途中、他の登山者を追い越せずにペースが落ちることもありましたが、焦らずマイペースで進みました。
今回のお楽しみは、冷えたアイスコーヒーと「きなこもち味のドーナツ」。山頂からの景色を眺めながらのコーヒータイムは、何にも代えがたい至福のひとときです。疲れが一気に吹き飛びます。
休憩後は、下山スタート。スピードを意識しつつも、安全第一。下りはYouTubeで学んだコツを思い出しながら、重心を前に。腕を振らず、バランスを取ることに全集中。足をどこに置くか、その判断を瞬時に繰り返す連続。同時に、ヒグマのリスクにも注意を払わなければならないので、周囲への意識も欠かせません。
下山中も、右足の付け根の痛みと格闘しながらのランでした。最近のランニングでの疲労が蓄積しているのかもしれません。とはいえ、この身体もまだまだ鍛え直せるはず。自分の体との向き合い方を、もう一度見直したいと思いました。
来週は、ついに「樽前山」へ挑戦予定。どんな出会いがあるのか、今から楽しみです。そのためにも、この一週間でしっかりトレーニングして備えよう。