あなたは不安や心配事とどう向き合っていますか?
私は一度不安を感じると、同じことを永遠と考えてしまったり、
目の前のことに集中出来ずに、ミスをしてしまったりと、
上手く向き合えずにいました。
もちろん、今でもミスをすれば、嫌な気持ちになりますし、
他人から言われた言葉を不快に思って、モヤモヤします。
でも、あることを意識して生活することで、
負の感情にとらわれにくくなりました。
今回は私が実際に意識して変化を感じることができた、
負の感情にとらわれにくくなる方法を3つ紹介したいと思います。
目次
そもそも人はネガティヴ思考な生き物である
まず、一つ目に1番大事なことを伝えます。
それは人間がネガティブな思考を持つ生き物であるということ。
それでなければ、生存出来なかったんです。
太鼓の昔は死と隣り合わせな環境でした。
獣やウイルス、細菌、飢餓、災害など、死のリスクが現代よりはるかに大きかったんです。
そんな環境では、ポジティブ思考は命取りです。
「こっちに行くと獣がいるかも」
「これを食べたら毒で死ぬかも」
「ここにとどまり続けると食料が尽きて餓死するかも」
とアンテナを張り巡らし、
リスクを回避して人間は生き残ってきたのです。
つまり、ネガティブな思考が湧いてくるのは、
生き残ってきた優秀な人間であることの証拠、名残です。
「ネガティブな自分は、なんてダメなんだ。プラス思考なあいつが羨ましい」
なんて、感じているあなた。
人としては、あなたが正常なんです。
これに気がつくだけで、かなり負の感情から解放されやすくなります。
ネガティブな思考が湧き上がっていることに気がつく
とはいえ、ミスをすれば当然落ち込む訳です。
嫌な考え事だってします。
「なんで、こんなミスしてしまったんだろう。俺はダメなやつだ。」
「周りの皆んなから無能な人間だと思われるに違いない」
などなど、考えてしまいがちです。
でも、ここからが大事です。
そんな思い、思考が湧いてきた時に、
『あっ、自分は今、「俺はなんてダメなやつなんだ」って考えたな』
と、気づけること。
すると、自分と思考との間に距離が生まれます。
これが出来ないと、いつまでもその思考はつきまといます。
ただし、すぐにまたネガティブな感情は湧いてきます。
なので、繰り返しでこの作業は必要になる訳ですが、
このテクニックはネガティブな思考から、
身を守るための強い味方になってくれます。
何度も繰り返すことで習慣化してください。
ネガティブな思考へ適当に感謝する
浮かんできた思考に対して感謝しましょう。
これも、ネガティブな思考と距離を置くためのテクニックです。
前述した、思考に気がつくタイミングで同時に試してみてください。
テキトーに思考を受け流すイメージで、
「ご忠告どうも」
とか
「はいはい、ありがとう」
と、まともに思考を相手にせず、
思考に声をかけてあげてください。
すると、ネガティブな思考と
自分との関係が切り離せるようになります。
人の脳はかなり適当なことを考えます。
予測したことの大半は現実には起こらない、
いい加減な思考です。
それをあれもこれも気に留める必要は
全くない訳です。
私は、心配性な第二の自分に対して、
「自分の身を守ろうとして考えてくれて、どうもありがとう」
って、適当というよりかは
割りと真剣に感謝してますけども。
まあ、人それぞれ受け流しかたを考えていただければなと思います。
さいごに
弱い生き物です。
だから、無理に強くなろうとしなくていいんです。
ありがたいことに、今回紹介したような
心理学のテクニックを応用すれば、
自分の身を守る盾になってくれます。
弱いなりに、方法さえ学べば、
かなり生きやすくなります。
はい、以上がメンタル弱い中年オヤジからのお役立ち情報でした。