今回紹介するのがこちら。
「24時間すべてを自分のために使うタイムマネジメント大全」
この本で大切なことは時間を作る目的が何なのかということ。
目的は精神的に満たされた時間を作ること。
「毎朝、ワクワクしてベッドから飛び起きたくなる人生」
これが目指すゴールです。
目次
可視化
まずは何にどれくらいの時間を使っているのかを知ることから始まります。
さっそく、めんどくさそうだなって思いました?笑
まあ、騙されたと思ってトライしてみてください。
僕が実践している方法
- 一つの作業にとりかかる前に腕時計のストップウォッチを使用します。※このために格安のカシオのデジタルウォッチを買いました。
- 何分以内に終わらせると決めて作業に集中します。
これ、2つメリットがあるんです。
一つ目が、冒頭で書いた通り、作業ごとにかかる時間が把握できますね。
もう一つが、後程にも出てきますが、タイムプレッシャーをかけることで集中力が上がり、作業スピードがアップします。
可視化することのポイント
- プライベート時間をどれくらい持てているのか
- ネットサーフィンやテレビ等の受動的な時間をどれくらい過ごしているのか
- 読書、勉強等の能動的な時間をどれくらい持てているのか
僕はビール飲むとついついネットサーフィンしてしまうんです。
改善のためにはビールというトリガーをやめるか、ビールを飲む際には近くに本を置いたり、ケータイを持たないようにするという対策を立てること。
最近は禁酒の日を作ってます。
あとは、どんな時間を増やすたいのかを目標設定するんです。
そして、自分で決めた目標へ進む時間感覚を持つことが大事。
時間デザイン
一日の時間を区切って、今何をするべきかを脳に自覚させる作業です。
起床〜8時:モーニングルーティン
8時〜13時:資料を作成するなどの集中を求められるタスク
14時〜17時:打ち合わせたり、外勤に出たり、人と会う
17時〜20時:プライベート
20時〜就寝:ナイトルーティン
この中で勉強や読書など自己成長のための能動的な行動を5時間は確保するのが理想と著者は書いておりました。
プライベートタイムは3時間なので必然的にモーニング、ナイトルーティンに組み込む必要があります。
朝は副業、夜は読書とか。
一人の時間を作る
あくまでも一人です。
誰にも邪魔されず、自己満足の世界に浸るのです。
これは家族がいると、なかなか大変かもしれませんが、週に1回設けるといいかなって程度で。
僕は一人カラオケに行きたいなーなんて考えております。
平日に有給をとって、満喫しようって密かに計画しております。笑
1週間のデザイン
週末に「来週は〜する」って予定をたてる。
大事なのは結果ではなく行動を決めること。
例えばダイエットに着目しましょう。
結果にフォーカスするとどうでしょう。
「来週は1キロ痩せる」
いくら食事を減らしても1キロ痩せないときだってあります。
要するに努力と結果は結びつかない。
行動にフォーカスするとは。
「来週はおやつは我慢する」
おやつを我慢できるかは努力と工夫次第で達成可能です。
達成度を上げる
タスク管理することで達成度が上がります。
やることを見える化すること、一つ達成するごとにチェックをつけるんです。
これで達成感を感じ、ドーパミンが分泌され、次々タスクを処理しようとモチベーションが上がります。
職場のパソコンのデスクトップ上に付箋を貼る機能があって、それにタスクを打ち込んで、管理しておりますが、達成率が圧倒的に上がり、1日の業務量が格段に上がりました。
週末予定を考える
週末予定を水曜までに考えます。
休日の予定って、考えている間もワクワクするんですが、予定が決まった後もワクワクするからです。
つまり、週の前半は考えることにワクワクして、週の後半は決まった予定を思い浮かべてワクワクできるんです。
ワクワクはエネルギーに頑張るエネルギーになります。
時間を縮める
時間術の醍醐味ですね。
スピードと工夫の積み重ねです。
そのためのメソッドが紹介されております。
タイムプレッシャー
ストップウォッチやタイマーの使用します。
つまり制限時間を設けて、自らプレッシャーをかけるわけです。
それによりダラダラ動くことがなくなり、集中力が高まり、パフォーマンスアップ、時間短縮に繋がります。
意識するのは、早く終わったらタイムボーナスが生まれるということ。
どんどんタイムボーナスを積み上げて、新たな時間を作り出すことができるようになります。
探し物を減らす
一年間に探し物に使う時間は150時間ほどあるそうです。
普段から整理整頓し、探し物を減らすことで新たな時間を作ることが可能です。
ちなみに150時間は1週間に相当します。
さらに、もう一つ。
探し物をすると集中力が途切れます。
新たに集中するまでに要する時間は平均25分といわれています。
ちなみに最近、職場のデスクの上を綺麗に整理整頓しました。※今までは引くくらい汚い状態でした
実感できるくらい集中力が上がりますし、作業効率がアップしました。
引き出しの中も片付けなければと思っております。※引くくらい汚い状態です
先延ばしを防ぐ
やりたくないなーって思うこと、沢山ありますよね。
やったほうがいいこと、やめた方がいいことって、沢山ありますよね。
とても、わかります。
解決方法は3つ
- ルーティンタイマーの活用
- 目的をはっきりさせること、または目的の視点をずらすこと
- 宣言すること
まずルーティンタイマーの説明ですが、これはアプリです。
どんなアプリかというと、その名の通り、ルーティンにしていることを項目ごとにタイマーを設定して、スタートと同時に着々とこなしていくというシンプルなアプリ。※詳しくはこちら
ただ、注目すべきは次の項目に移る際にアナウンスしてくれるんです。
「次は読書を始めてください」
ってな感じで。
で、残り時間もアナウンスされます。
つまりタイムプレッシャーもかけてくれるわけです。
なので、あれこれしなきゃとか考えず、アナウンス通りの行動をして、黙々と集中すればいいだけ。
このルーティンの中につい先延ばしにしている物事を組み込んで上げるとアナウンスと共に行動できるというわけです。
5分、10分といった時間で構わないと思います。
まずは始めることが大切。
次は先延ばしにしている物事に対して、しなければいけない目的を確認しましょう。
もしくは、達成した時に喜びが想像できるような目的の視点を少しずらしてあげる。
例えば、ランニング習慣を先延ばしにしているとしましょう。
ランニングの目的は体力づくり、成功者に近づくためとか色々あるかと思いますが、、、
「ランニングを趣味にしたコミュニティに参加して、理想の女性を探す。※男性版」
とか、少し不純な動悸に思えますが、人それぞれモチベーションが上がりそうな目的を設定してあげることがポイントになります。
そのほか、宣言すること。
僕は数年前に無事に禁煙に成功したんですが、成功の要因は実に宣言にあるといっても過言ではありません。
宣言すると必ず「あなたには無理だと思う」と言ってくる野郎がいます。
僕の時にもいたわけですが、見返してやろうって気持ちが湧いてきて成功に繋がりました。
吸いたくなったら、頭の中で「あなたには無理だと思う」と言った人の顔が浮かんでくるんです。
もちろん、応援してくれる人、協力してくれる人がいてくれると助かりますよね。
最近はTwitterを活用して、目標を宣言して実行されている人が多いように感じます。
脳を効率よく使う
身体に体力の限界があるように、脳にも体力の限界があります。
なので、省エネで再効率化を図ることが1日パフォーマンスを発揮できる鍵になります。
ルーティンを決める
先ほども出て来ましたがルーティンです。
ルーティンを決めて実行することで脳の体力維持を図ることができます。
周りの出来事、環境に惑わされずに着々と実行すること。
スティーブ・ジョブズが決定力等の省エネを図るために毎日同じ服を着ていたことは有名な話です。
モーニングルーティン
必ずしてほしいことがあります。
散歩、もしくはランニングの習慣です。
これを実施することで脳のパフォーマンスは桁違いに上がります。
僕が人体実験と称して、取り入れた習慣の中で劇的に効果を感じたのが朝のランニングです。
朝イチでエンジンが温めった状態で仕事に取り組めるので、就業前でかなりの仕事量をこなすことが出来る様になりました。
あとは苦手じゃない人はコーヒーを飲んでほしい。
注意してほしいのは起床後90分は時間を空けてほしいこと。
なぜかというと、起床後は1日のうちでストレスホルモンであるコルチゾールの値が1番高い時間。※覚醒を促すため
そして次第にコルチゾールの値は低下していくんですが、起床後すぐにカフェイン摂取をしまうとコルチゾールの低下を阻害してしまうんです。
そのほか、14時以降のコーヒーは夜の睡眠の質を下げてしまうので控えましょう。
そのポイントだけ抑えれば、脳のパフォーマンスアップに一役買ってくれるのがコーヒーなんです。
カフェインには集中力アップさせる効果が証明されております。
なので、朝にコーヒーを飲むことは理にかなっている行動なわけです。
昼にオススメ
昼寝をしてください。
ただし、15分〜30分程度。
それ以上眠ると、かえって午後のパフォーマンス低下や健康への害もあるとのことなので時間は守りましょう。
眠れなくても目を閉じるだけでも構いません。
僕は必ず昼寝をしております。
昼寝の習慣を取り入れてからは午後に眠くなったことがありません。
あとは休憩中でも運動がオススメとのこと。
基本、運動は万能ということですね。
ナイトルーティン
ナイトルーティンで是非取り入れてほしいのが読書をすることです。
就寝前の読書は記憶の定着が良いことがオススメの理由。
そのほか、たった6分程度の読書でもストレス軽減効果があることが証明されております。
寝る前にストレス値を下げて、睡眠の質を上げる点でもメリットがあります。
ちなみにビルゲイツは就寝前に1時間必ず読書をするんだとか。
睡眠
これは基本中の基本です。
最低でも6時間睡眠。
通常は7時間以上睡眠をとってください。
昔は睡眠時間が短ければカッコイイとさえ思っていましたが、今はよく寝るようにしています。
実際に寝不足の時は頭が回らんなーって実感しております。
集中力
集中すれば、2倍、3倍のスピードと質の良い仕事がこなせるようになります。
シングルタスク
マルチタスク(同時進行で作業すること)はやめましょう。
同時にできているようで、一つ一つのタスクをスイッチして切り替えながら作業しているだけ。
切り替えてから、一つの作業に集中できるまでに25分かかるといわれております。
つまり、マルチタスクでは深い集中力を発揮できていない状態になってしまいます。
ちなみに、タスクの切り替えがスムーズにできるようにタスク管理は大切です。
スマホについて
精神科医のアンデッシュハンセンはこう言います。
「スマホは最新のドラッグ』
スティーブ・ジョブズ、ビルゲイツ、YouTubeの創設に関わった人間たちもそのようですが、自分の子供にスマホを触らせなかったそうです。
作った側は気がついていたんです。
そして、最近iPhoneに新たな機能が追加されました。
集中モード
まあ、スマホが集中力奪いますよってAppleは認めたようです。
だから、なるべくスマホやタブレット等、デジタル機器を遠ざけること。
これだけで集中力が上がることが確認されているようです。
ポモドーロテクニック
人の集中力持続時間には限界があります。
高い集中力を維持するためには、あえて時間を区切ることが大切。
それがポモドーロテクニック。
やり方は簡単。
25分作業して、5分休憩。
繰り返します。
疲れる前に休憩することがポイントになります。
これとセットにすると良いのが、深呼吸です。
集中して作業していると呼吸が浅くなりがちです。
脳の酸素量が低下すると馬鹿になります。
なので、休憩中に深呼吸。
瞑想
心理学者で脳神経科学の世界的権威リチャードデビッド氏がハーバード大学在学中に行った、瞑想の経験年数の異なる58名を対象にした実験。
結果は経験年数の長ければ長いほど神経症的不安が下がり、集中力が高かったとのことです。
瞑想というと宗教のイメージを持たれている方がいますが、瞑想は科学です。
やり方は簡単です。
背筋を伸ばして座り、軽く目を閉じて、1〜5分呼吸に集中してください。
慣れたら、やり方を調べたり、色々試して見てください。
ちなみにGoogleでは社員研修プログラムで歩行瞑想を実施しているそうです。
歩行することに全集中する瞑想法ですね。
まあ、まずは初歩的なものから始めてみてください。
運動
しつこいくらいに運動はが出てきますね。
本書には書かれていませんが、運動時に分泌されるドーパミンの分泌やら、脳の成長を促したりなど集中力アップには欠かせない要素がたくさん詰まっているのが運動です。
なので、朝と昼と夕方に適度な運動をするのが集中力アップに最強なのかな。
以前に運動と脳に関する記事をブログ内で紹介しましたのでリンク貼っておきます。
最後に
人生の最後の時に何を思うか。
「大切な人と、もっと一緒にいればよかった」
こんなふうに思うそうです。
叶えるには以下を意識する必要があります。
- 健康でいなければいけない。
- 優先順位の決めなければいけない。
- 人間関係を整理しなければいけない。
- 成長することをやめてはならない。
- 稼がなければいけない。
- 何をするか選択しなければいけない。
僕の優先順位は時間が1番。
そう決めてから人生が変わりました。
その時、その時をどう過ごすか。
友達と遊ぶからには友人の時間も消費されるわけだから、有意義な時間を過ごしたい、無駄にしたくない。
お金の稼ぎ方を学べば、プライベートの時間が持てます。
時間に対しての価値観は人それぞれかと思いますが、時折振り返ってみることは大切です。
時間をどう使うのか、何のために使うのか。
今のこの瞬間にも時間は過ぎています。