昨日は家族と一緒にゆったりと登山。今日は打って変わって、ひとりでトレイルランへ。2日連続で山に足を運びました。
行き先は、札幌の定番「藻岩山」。僕にとって、ひとりで走れる唯一の山です。他の山は、正直言って熊が怖くてなかなか足が向きません。どなたか案内してくれる方がいたら、ぜひ声をかけてほしいくらいです。
目次
■ 装備を新調してテンションアップ
今回のトレイルランは、装備がちょっとグレードアップしました。
まずは、前日に届いた熊鈴。やっぱり音が鳴るだけで安心感が違います。そして今日届いたばかりのトレランザック。なんとフラスク(水筒)付きで、水分補給も万全…のはずでした。
届いたばかりのザックのタグを切り、タオルなど必要な荷物を詰め込み、いざ出発です。ザックは背負いやすく、走ってもズレない設計。期待が高まります。
■ ルート変更で気分一新
前回は「慈啓会病院前コース」だったので、今回は気分を変えて「旭山記念公園コース」を選びました。同じ山でもコースを変えると、まるで別の山のような新鮮な刺激があります。
登山口に立つと、毎回なぜか恐怖心が湧いてきます。まるで山の中から悪魔に手招きされているような感覚。ひと呼吸置いて、勢いよく駆け上がりました。
最初からペースを上げたこともあり、すぐに口の中がカラカラに。熊への恐怖も相まって、緊張感が抜けません。僕の場合、ちょっと慎重すぎるくらいがちょうどいいのかもしれません。
■ フラスク事件発生!絵の具の味?
喉の渇きを感じ、早速フラスクに入れた水を一口――。
「うっ…なんだこの味…絵の具…?」
そう、まるで小学生のときに使っていた水彩絵の具のような味がしたのです。とても飲めたものじゃありません。新品のフラスクを軽くすすいだだけで使ったのがまずかったようで、結局フラスクは“ただの重り”に…。
かなりショックでしたが、水なしで登頂を目指すことに。コースは前回よりも長く、しかも足場の悪い場所が多め。なかなか山頂にたどり着かず、途中で熊への恐怖がぶり返してきました。
自然の中を走ってリフレッシュしているはずなのに、心の中では恐怖とのせめぎ合い…。でも、それでもやっぱり楽しいんですよね。
■ 山頂からのご褒美と下山後の充実感
およそ40分で山頂へ到着。心地よい疲労感とともに、目の前には絶景が広がります。
昨日登った円山が小さく見え、遠くには石狩湾も。藻岩山って、やっぱり高いんですね。
下山は快調でしたが、途中で本格派トレイルランナーに颯爽と追い抜かれました。でも、焦らない。マイペースが一番。無事に下山できることが一番の目標です。
今回は着替えも準備していたので、サッと汗を拭き、清潔な服にチェンジ。そして冷えた麦茶をグビグビ…。これがたまらない!
帰り道ではコンビニでアイスコーヒーを買って、ちょっとしたご褒美タイム。こういう小さな楽しみが、次のモチベーションにつながる気がします。
■ 次回こそ、フラスクを活用!
帰宅後は、汗で汚れたトレランザックを手洗い。そして“絵の具臭”のフラスクも丁寧に洗浄。あとから調べたところ、新品のフラスクは重曹で漬け置き洗浄するのが基本らしいです。そうしないと、あの独特な匂いは取れないとのこと。
次こそはしっかり準備して、快適なトレランにしたい。そう心に誓った休日でした。
この体験が、これからトレイルランを始めたいと思っている方や、山に不安を感じている方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。
「怖さ」と「楽しさ」は表裏一体。だからこそ、山の魅力は深いのかもしれませんね。