時間の焦りから開放されます

私は時間効率化のマニアです。

私の実施している時間管理術の一例

  • 仕事をタスク管理
  • 家事の手順をルーティン化
  • 集中力を高めるために朝は必ず運動

 

これ以外にもポモドーロ・テクニックなど

たくさん試してきました。

 

で、たしかに作業は早くなって、

毎日の仕事量、家事を終える時間は早くなり、

残業はなくなり、夜にくつろぐ時間は増えました。

 

でも、いっこうに時間に追われる焦りや、

時間を上手く使えている感覚にはならない。

 

なぜか。

 

この疑問をある一冊の本が解決してくれました。

その本はこちら。

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この本の結論はこうです。

時間効率化はやめてしまおう。

 

それが、残された時間を生きることの

始まりである。

日々をベルトコンベアに例えてみよう

 

なるほどなーと思ったのがこの考え方。

時間をベルトコンベアの流れに例えるというもの。

 

ベルトコンベアに乗って、

次から次に容器が運ばれてきます。

 

その容器の中にたくさんものを詰め込みます。

そして、次の容器にも同じくたくさん詰め込みます。

できるだけ、多く詰め込もうと努力します。

 

上手く詰め込めずに容器が通りすぎれば、

なんだか無駄にしたように感じます。

 

みんな、一日にたくさんの仕事を詰め込もうとします。

確かに、効率よく仕事は出来たかもしれませんが、すごく疲れます。

しかも、もっと詰め込む方法はないかと考え始める始末です。

 

 

反対に上手く詰め込めずに一日が終われば、

一日を無駄にした気持ちになります。

 

どちらにしても、満足は得られません。

焦りは消えません。

 

手持ち無沙汰が苦手

 

早く仕事を終えたら、

あとは何もしなければいい。

それが本来の当然の姿。

 

なのに、現代では手持ち無沙汰でいることが

不安で仕方ない。

 

せっかく仕事を終えたのに、

特に必要もないことに手をつけようとしたり、

やたらと動きたがってしまう。

 

これは人間の特性で、怠惰嫌悪というそうです。

何もしないことに耐えられない。

 

やることを詰め込みつづけると

当然、忙しさからは開放されません。

 

なので、大事なのは、

しないことを決めること。

 

やることリストより、

やらないことリストをつけること。

 

僕の場合はタスクに決めたこと

以外の仕事は基本手をつけないようにしています。

 

就業時間を終えていなくても、

それ以上はしない。

やりたいことが頭をよぎっても、

翌日のタスクに追加します。

 

これで、体力を温存し、

翌日も元気に全力で働けます。

 

 

時短術は時間に余裕を生まない

 

時短家電の登場、リモートワーク、

移動時間の短縮などのおかげで、

昔に比べ、現代人のほうが

圧倒的に時間に余裕があるはずです。

 

でも、どちらかというと、

昔の人のほうが時間への焦りが少ないイメージありませんか?

 

では、なぜ現代において、

時間に余裕が生まれないのか。

 

それは、時間効率化が進めば進むほど、

無限にいろんなことがこなせるような感覚に陥るからです。

 

時間効率化への期待が大きくなりすぎて、

かえって、上手く時間を使いこなせていないような、

時間を無駄にしている感覚が生まれます。

 

これを解決する方法は、

時間を上手く使おうとすることをやめること。

 

つまり、時間効率化こそが、時間の焦りに繋がり、

時間に余裕がなくなってしまう。

タイムマネジメント本を全否定してしまうような内容ですよね。

 

時間を支配することは不可能

 

タイムマネジメントの結論は

時間を支配することは不可能ということ。

 

時間効率を追い求めれば、

待っているのは、

焦り、不満、徒労感。

 

それよりも、やらないことを決め、

ひたすら、やるべきことに手をつける。

 

そして、ふと振り返ったとき、

充実した時間が後ろに広がっている。

 

つまり、時間の効率化をあきらめることが

最高のタイムマネジメント術。

 

私はこの考えに触れて、

かなり肩の力が抜けて、

楽になりました。

 

どうせ、どんなに頑張ったところで、

人生たったの80年。

その事実は変わらない。

 

なら、時間に惑わされず、

目の前のことに夢中で生きることが大切なのかなと。

しみじみ考えさせられる一冊でした。

 

毎日、寝る間もなく働くビジネスマンや、

家事や育児に忙しい方に、

ぜひ、参考にしてみてください。

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