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かつての私は、根拠のない自信だけで生きていた
「こんなふうになれたらな」「あの人、羨ましいな」――誰もが一度は、そんなふうに思ったことがあるはずです。
私自身、学生時代から20代にかけて、本当にやる気のない人間でした。それなのに「自分はいつか成功する」という根拠のない自信だけは持っていたのです。結果、夢も何もかもスッカラカンのニート生活へ。
その後、運良く介護の仕事に巡り合い、結婚にも至りました。けれど、ここからがまた一苦労でした。真面目に生きてこなかった自分と、結婚した責任を果たそうと頑張る自分。その間でもがき苦しむ日々が続いたのです。
私を救ったのは、たった3冊の本だった
そんな私を支えてくれたのが、読書でした。
それまで読書習慣などなかった私が、ある日ふと気まぐれで3冊ほど本を買ったのがきっかけです。自分を変えることに特化した自己啓発本でした。取っ掛かりとしては、まずまずだったのかもしれません。
少しずつマインドセットが変わり、さらに色んな本を読んでいくうちに、**行動を変化させるような”運命の本”**に出会っていきました。運命の本に出逢えば、行動が変わります。そして行動が変わると、当然人生も変化していくのです。
成功者に共通する習慣、それが「読書」
成功者に憧れた私は、まずシンプルに考えました。「成功者のマネをすればいいのでは?」と。そして成功者が必ず行っている習慣を調べたところ、たどり着いたのが読書でした。
実際、世界中の成功者に共通する習慣のひとつが読書です。
- アメリカの著名な投資家ウォーレン・バフェット氏は、1日のうち80%を読書に費やすと言われています。
- マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏も、毎週1冊以上の本を読むことを習慣にしており、「読書は自分の思考を磨くための最高の方法」と語っています。
- テスラやSpaceXを率いるイーロン・マスク氏も、「自分は本からロケットの作り方を学んだ」と公言しています。
フォーブス誌やハーバード・ビジネス・レビューなどの調査でも、「成功者の約85%が読書を日常的に行っている」と報告されているのです。
月1冊読むだけで、上位約40%に入れる事実
ここで朗報があります。
文化庁「国語に関する世論調査(2023年)」によると、16歳以上を対象に「1か月に1冊も本を読まない」と答えた人の割合は62.6%。つまり、**月に1冊以上読む人は約37〜38%**ということになります。
たった月1冊読むだけで、半数以上の人に差をつけられるのです。月1冊ですよ? これは朗報だと思いませんか?
今まで読書習慣がない人にとって、読書すること自体が自信になり、行動や性格を変えるきっかけになります。普段1冊も本を読まない人は、とりあえず小説でも自己啓発でも何でもいいので、まず1冊読んでみることをおすすめします。
読書を”栄養”に変える唯一のルール
ただし、本は読みっぱなしではもったいない。読んだ内容はすぐに忘れてしまうものです。だからこそ、あれもこれも行動に移すのは正直無理だと思ってください。
私が実践しているのは、1冊につき1つだけ行動に移すというルールです。
その本から学んだこと、試そうと思ったことを1つだけでいい。それを実行に移してください。1冊で1個の行動。これだけでも大収穫ですし、1冊の本の元が十分とれます。
人生を変える本の選び方
では、どんな本が手っ取り早く人生を変えるのか?
具体的には、次の4つのジャンルをおすすめします。
- 運動のメリットに関する本
- 習慣化に関する本
- 成功者の習慣に関する本
- メンタル改善に関する本
これらはどれも行動に結びつきやすいジャンルです。試して効果を実感すれば、モチベーションが高まり、また次の本や行動に移ることができます。いい本、いい習慣は**人生の好循環(スパイラル)**を生み出すのです。
また、読みやすさも重要です。書店に行くとランキングや店員のおすすめ本が並んでいます。こういった本は大抵、誰が手に取っても読めるように優しい文章になっています。読書離れが進む現代だからこそ、出版社も工夫しているのです。
安心してください。本は読めば読むほど、読書スキルがついてきます。
まとめ:今日から始める、月1冊の習慣
かつて何もなかった私が変われたのは、読書のおかげです。月1冊でいい。1冊から1つの行動を取り入れるだけでいい。それだけで、あなたの人生は少しずつ、確実に変わっていきます。
今、この瞬間から始めてみませんか? 本はあなたに、”変われる”という希望を教えてくれるはずです。